一見遠回りなようで実は必要な儀式

夏休みの家政婦兼家庭教師として、静かでマイペースな日常を離れて、忙しない、賑やかな姉宅に滞在してからというもの、四国の我が家に戻って来てもなかなか日常のペースに戻りませんでした。

本を読んでも、新聞を手に取っても、脳のCPU がショートしまっているようで、全然頭に入ってこないのです。


これは……かなり焦ります。
ヤバイ、ヤバイと感じながら、脳ミソが復活するのを待ち続けました。その間2週間、仕方ないので、せっせと片付けをしました。

この夏着なかった服や、開くことがないだろうなという本、もう観ない録画していたTV番組、賞味期限切れのサプリ……

それらを、ガンガンゴミ袋に入れる度に、不思議な事に頭がスッキリしてくるのです。その感じが、明らかに自覚出来て、面白くて、またさらにひとつ、ひとつ、と処分しましたら、びっくりするくらい頭が軽くなりました。


きっと、姉宅で、沢山の情報を処理する必要があったので、飽和状態になってたんですね。

本を読みたい、勉強したい、と思っても出来なかったのに、モノを処分したら、頭に入るようになったのは、自分でも面白い発見でした。

一見、無関係な事が日常生活の復活の助けになるとは!

そして、私は、沢山の事を一度に出来ないんだなぁ……と、痛感。

これからは、これを儀式にしよう。